管理栄養士は栄養士の国家資格で、「命」と密接に関わる「食」の専門家として社会的に需要が高まっています。そして管理栄養士の活躍の場が広がっている一方、今日では食事指導や栄養指導などを通して人々の疾病予防や健康維持を手助けする重大な責任を担うようになっています。
このような流れを受けて、管理栄養士にはより高い専門知識と能力が求められています。
平成14年4月の管理栄養士制度の改正にともない、管理栄養士の国家試験の内容は大きく変更されました。
受験資格では栄養士としての実務経験が重視されるようになり、4年制の栄養士養成施設卒業者にも一年の実務経験が必要になっています。また2年制、3年制の栄養士養成施設卒業者の実務経験年数は一年ずつ引き伸ばされています。そして管理栄養士養成施設の卒業者に対しても、これまでの免除科目から一部の免除科目が廃止されています。
試験では試験科目の見直しが行われ、9科目の他に応用力試験が導入されています。応用力試験では複数科目にまたがった状況設定問題によって、管理栄養士としての観察力、判断力、予測力を評価します。
また9科目の中でも「傷病者への栄養指導」の内容が含まれる臨床栄養学が重視され、出題数が大幅に増加しています。臨床栄養学は苦手科目とする受験生が多く、得点差をつけやすい科目となっています。
試験全体では短時間で的確な解答が求められ、150問から200問へ出題数が大幅に増加しています。
管理栄養士を目指す人とっては、制度改正によってより難関試験となったといえるでしょう。このような現状を踏まえ、国家試験を突破するために、相当の覚悟を持って学習を積むことが大切です。
管理栄養士の国家試験は、簡単に言うと「栄養士の上級試験」です。
受験する方は皆さん、栄養士資格(または養成校の卒業見込み)を持っています。
私は免除科目があり、なおかつ卒業後すぐに受けたのでさほどではありませんでした。
この場合は、ほとんどの人が受かっています。私の学校では9割近くが一発合格です。
しかし、一度実務経験をつむために就職してから数年後に管理栄養士の国家受験するのでは大変さが全然違います。
本当にがんばっていても駄目な場合もあり、合格率は年々下がって、今は2割前後です。
管理栄養士の国家試験は食品や栄養のことだけでなく、病気の治療の知識や人体の仕組み、細菌や衛生の知識、関連する法律(福祉や行政関連の法律も)、複合知識の応用問題も出ています。
最近試験制度が変わりましたので、問題もここ数年変動していてなかなか対策が大変です。
試験日当日は、一日かけて200問の問題にチャレンジします。ちなみに、全てマークシート方式です。
幅広い分野と科目数・医師や看護師ほど深くはないですが医療知識も必要です。
管理栄養士の国家試験はできれば養成校を卒業するときに取得したいですね。